ATACS(アタックス、英語: Advanced Train Administration and Communications System)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が開発した列車保安装置である。 従来、軌道回路で行っていた列車位置検知を車上検知に変更し、地上と車上の通信をデジタル無線で行うのが大きな特徴である。また既存の信号システムにおける自動列車保安装置(ATSやATC)、連動装置、踏切の制御装置を全て内包している保安装置である。また日本初の移動閉塞(クロージング・イン)システムである。 2020年(令和2年)10月現在、仙石線(あおば通駅 - 東塩釜駅間)と埼京線(池袋駅 - 大宮駅間)において使用しているほか、ATACSを応用した地方交通線向け無線式列車制御システムを小海線(小諸駅 - 小淵沢駅間)で使用している。